FAQ

よくある質問

このページでは、弊社のサービス内容やお手続きに関する「よくあるご質問」を掲載しております。
ご不明な点がございましたら、まずは以下の回答をご確認ください。
掲載のない事項につきましては、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

業務全般

プラント防災コンサルティングとは?

一般的に「防災」といえば地震、風水災などの自然災害をイメージされますが、私たちは、プラントや危険物施設における漏洩、ガス拡散、爆発や火災などの災害や事故を専門としています。
万が一、漏洩や爆発が起こった際に被害はどの程度広がるのか、独自開発のシミュレーション技術を駆使し、最新の知見に基づいた「影響評価」を実施します。
その分析結果を基に、これまで培ってきたノウハウを活かし、その影響を低減するための各種安全対策をご提案しています。

「プラント防災」という言葉から大規模な化学プラントをイメージしますが、一般的な工場・事業所・倉庫などであっても、相談に乗ってもらえるのでしょうか?

はい、もちろんです。弊社では施設の規模によらず対応させて頂いております。
お客様の規模やご予算に合わせた、最適なソリューションをご提案いたしますので、まずは是非ともお問い合わせください。

自社の海外拠点、海外プロジェクトなど、海外案件にも対応いただけますか?英文対応は可能ですか?

長年の海外におけるプラント建設プロジェクトに関わった経験と知見を活かし、国内はもとより海外拠点の案件にも対応可能です。
NFPA、API、IECなどの国際規格や各国の安全規制、メジャーオイルの標準(Standard)にも精通しており、英文でのレポート作成も承ります。

既存設備の新基準対応など、安全対策の見直しにも対応いただけますか?

新設プロジェクトはもちろん、既設プラントの安全性見直しにも対応いたします。
現状を確認した上で、各種評価・分析し、「今必要な対策」を明確にした最適な安全対策をご提示します。

実績を教えてください。

当社HPの「実績ページ」からご確認ください。

相談に費用はかかりますか?

ご相談は無料です。現在はWeb会議を中心に承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
※相談時間に応じたコンサルティング料(タイムチャージ)は発生いたしません

見積に費用はかかりますか?

御見積もりは無料です。
基本的にはお客様にご提供いただく資料をもとに作成いたしますが、資料の準備が難しい、あるいは不足している等の理由から、現地確認・調査のご要望を頂くことがあります。
その場合には、柔軟に対応させていただきますので、お気軽にお申し出ください。
なお、実地調査にかかる費用を別途申し受けることになります点、ご了承ください。

コンサル費用の目安(基準)はありますか?

ご依頼内容はケースバイケースとなるため、特段、費用の目安(基準)などは設けておりません。
ご相談内容を詳しく伺った上で、その都度最適なプランをお見積いたします。

相談用のフォーム等はありますか?

当社HPに「お問い合わせフォーム」がございますので、こちらからお気軽にお問合せください。
まずは必要事項をご記入いただき、わかる範囲でご相談内容をご記入ください。追って担当者からご連絡し、詳細をお伺いいたします。

相談後はどのような進め方になりますか?

「ご相談の流れのページ」をご覧ください。

見積を取るための仕様書(依頼書)を提出する必要はありますか。

いいえ。最初から詳細な仕様書をご用意いただく必要はありません。通常のケースでは、以下の流れで弊社が仕様の整理をサポートいたします。

1.無料Web相談: まずはお話をお伺いし、弊社の取り組みをご説明した上で、見積に必要な資料(図面等)をご提示します。
2.資料のご提供: 秘密保持契約(NDA)を締結後、お手持ちの資料をご共有いただきます。
3.仕様確定とお見積り: 伺った内容と資料に基づき、弊社にて検討内容や条件を整理し、お見積りを作成します。

条件が多岐にわたる複雑なプロジェクトの場合は、弊社側で「見積仕様書」を作成し、お見積書と併せてご提示することも可能です。

見積や評価業務では資料提供が必ず必要ですか?現地確認・調査をお願いできないですか?

評価対象の潜在的なリスクを正確に把握するため、弊社では各種資料のご提供を基本とさせていただいております。
現地確認・調査のご要望も承っておりますが、当日の限られた時間内での確認となるため、詳細な仕様や経緯の把握には資料による補足が欠かせません。
もし資料の準備が難しい、あるいは不足しているといった場合には、柔軟に対応いたしますのでお気軽にご相談ください。
その際は、実地調査および調査資料の作成費用を別途申し受けますが、専門スタッフが直接状況を確認し、評価を進めさせていただきます。

消防への申請手続きに同行していただけますか?

消防申請手続きについては、お客様ご自身にてお願いしております。
申請時の立ち会いをご要望いただくことがございますが、弊社では一律お断りさせていただいております。
本申請はお客様の施設に関する重要な許認可に関わるものであり、弊社が立ち会うことで、万が一にも不用意な発言や誤解を招く事態を避けるためでございます。
何卒、お客様の責任においてご対応いただけますようお願い申し上げます。

なお、申請時に当局から技術的な照会がございましたら、弊社にて引き続きサポートさせていただきます。

ご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。

依頼した業務の成果物について、社内に向けた報告会を開催していただけますか?

はい、実施可能です。ご依頼いただいたリスク評価やシミュレーション結果をもとに報告会を実施しております。
その際に生じた疑問点、ご質問にも根拠をもって丁寧にお応えいたします。社内での情報共有や合意形成のプロセスにご活用ください。

危険区域の精緻なリスク評価

共通

経済産業省のガイドラインやIEC規格で評価すれば、危険区域(防爆範囲)は低減、非危険区域化できますか?

全てのケースで低減できるわけではありませんが、従来のサンプル図(一律的な危険区域設定)より、危険区域を低減できることがほとんどです。
漏洩防止対策を行うことでガス放出率を低減したり、屋内であれば既存換気装置の能力増強や局所排気など換気方法を見直しすることで、非危険区域にすることは可能です。
リスク評価により危険区域を可視化することで、「スマート保安」に向けた機器を導入する際にも活用いただけます。

危険区域の低減や非危険区域化とするために、設備投資が必要になる場合がありますか?

換気方法を見直し、危険区域の低減や非危険区域化を行った場合には、換気装置の増強、排気ダクトの引き直しなどが必要な場合があります。
漏洩防止対策を講じた場合、設備機器の更新が必要な場合があります。

経済産業省のガイドラインは第2等級放出源のみ対象となっていますが、IEC規格では第1等級放出源も評価できますか?

IEC規格は放出等級に関係なく評価可能です。国の検討会においても、タンクベントなど第1等級放出源を対象とした検討が行われ、危険区域の目安を提示されています。
消防によっては第1等級放出源についても承認しているところがあるとお聞きしています。

経済産業省のガイドラインでは可搬式の非防爆機器のみが対象となっていますが、IEC規格では定置式の非防爆機器も評価できますか?

IEC規格は可搬式に限らず全てのタイプの非防爆機器の評価が可能です。
消防によっては定置式、移動式(クレーンなど)の非防爆機器についても承認しているところがあるとお聞きしています。

経済産業省のガイドラインにあまり言及されていない屋内における危険区域のリスク評価は実施可能ですか?

可能です。経済産業省のガイドラインの根拠規格であるIEC60079-10-1に基づいて、評価することが可能です。

経済産業省のガイドラインでは対象業種が石油精製、化学工業(石油化学を含む。)等のプラントとなっていますが、その他の業種でも消防で認めてもらえますか?

石油精製、化学工業(石油化学を含む。)等のプラントのみならず、幅広い業種で承認されていると聞いています。
消防によっては危険物審査基準で明記しているところもあります。

経済産業省のガイドラインの根拠規格はIEC60079-10-1:2015 Edition2.0であるが、2020年に発行されたEdition3.0に基づく評価も可能ですか?

可能です。
Edition3.0では液の蒸発量計算式などが改訂され、最新の知見が反映されています。

大規模な漏洩事故が起きた場合も想定するのでしょうか?

危険区域(防爆範囲)の設定にあたり、大規模な漏洩事故の場合は適用範囲外です。
機器が設計仕様の範囲内で稼働している状態、すなわち通常運転において評価するものです。

危険物施設でスマート保安、DX化を進めるにあたって、危険区域(防爆範囲)の見直しが第一歩になりますか?

はい、その通りです。従来の危険区域(防爆範囲)の設定方法では、施設全体が一律に危険区域になっています。
スマート保安やDX化に欠かせない最新デジタル機器(スマホ、タブレット、wifi機器など)の導入にあたり、精緻なリスク評価を行い、非危険区域を明確にすることが第一歩となります。

自社の海外拠点、海外プロジェクトなど、海外案件にも対応いただけますか?英文対応は可能ですか?

危険区域の精緻なリスク評価は、国際規格であるIEC60079-10-1に基づく評価となりますので、海外拠点の案件にも十分対応可能です。
英文でのレポート作成も承ります。

評価方法

化学工場のように配管が無数に走っている場合、漏洩源がたくさん抽出されますが、全て評価する必要がありますか?

評価対象としては全てです。一方で、第2等級放出源となるフィッティング類(フランジ、ネジ接続部、バルブ、ポンプなど)は、配管サイズに関係なく開口部面積が決まります。
そのため、運転条件(圧力、温度)が同じであれば、複数の漏洩源をまとめて評価することができます。

誤操作による漏洩は評価する必要がありますか?

誤操作による液こぼし、運搬中の保管容器の転倒など、ヒューマンエラーによる漏洩は第2等級放出源として評価する必要があります。
IEC Ed3.0では明記されていないものの、ユーザーのための工場防爆設備ガイドや各消防の危険物審査基準では明記されています。

第1等級放出源、フラッシュする場合、周囲からの熱影響がある場合の蒸発など、経済産業省のガイドラインやIEC規格で具体的な評価方法について記載がない場合でも評価できますか?

具体的な評価方法が記載されていない場合は、危険物の取り扱い方を踏まえて、個別に検討することになります。その場合、化学工学、熱力学、流体力学などの工学的な検討を加味して評価する必要があり、高い専門性が求められます。
弊社では、様々なケースに対応するため、これまでに得た漏洩・蒸発に関する知見・経験を基に、技術的に裏付けされた評価を行います。

多成分の混合物の場合、成分中で最も厳しい結果となる純物質で評価することで代替できますか?

混合物より厳しい側の評価になるため、問題ないと考えられます。なお、消防申請では、評価対象物質が最も評価に厳しい物性であることを説明できるようにしておく必要があります。
一方で、純成分のみの評価では、危険区域が広くなりすぎてしまう場合もあり、実態に合わせて混合物で評価することをおすすめしています。

換気風速は実測値を採用できますか?

実測値でも問題はありませんが、IEC Ed3.0では年間を通じて95%以上の時間に必ず吹いている風とすることが求められています。
(実際には証明が難しいため、経産省のガイドラインやIEC Ed3.0に示される換気速度の指標を用いることになると考えます。)
気象庁などの平均風速を換気速度として採用した場合、リスク評価として甘くなる可能性があるので注意が必要です。

配置図上にある全ての放出源の危険範囲を空間的な形状で示し、それらの重ね合わせの状況を確認することはできますか?

詳細は、「評価結果・危険区域図」のページをご確認ください。

関連テクニカルコンサルティング

共通

関連テクニカルコンサルティングで挙げられている提供ソリューション以外でも、プラント災害や防災に関連する相談に応じてもらえますか?

はい、もちろんです。
災害、防災に関する課題は多岐にわたるため、メニューにない内容でも全く問題ございません。
「どこに相談すべきかわからない」といった初期段階のご相談も歓迎しております。
現状のヒアリングを通じて、私たちが提供できる支援の形をご提案いたします。

プラント災害リスク評価

プラント災害リスク評価とは、一般的に言うQRA(Quantitative Risk Assessment)のことですか?

その通りです。
火災、爆発、毒性物質の漏洩といった重大事故の「発生頻度」と「影響の大きさ」を科学的・統計的に解析し、リスクを定量的に評価します。評価結果を基にして、講じるべき対策の優先順位付けを行い、必要に応じてその対策案までご提示します。

QRAを依頼した場合、検討にどの程度の期間が必要になりますか?

ご相談頂く案件の内容次第ではありますが、過去の実績では、海外の石炭火力発電所で6ヶ月、先端技術研究機関で3ヶ月程度の検討期間となっています。

警防計画・消火戦術

シミュレーション結果は、どのような形で提出されますか?

シミュレーションの結果は、三次元のAutoCAD形式の、配置検討図として提出します。
泡放射砲、消防車、水放射砲、および関連する消火資機材(移動式消火ポンプ、発電機、ホースなど)は、なるべく、風速が変わっても同じ場所から消火活動が行えるように配置します。
また、警防計画に添付するための図面として、以下の必要なデータを1枚にまとめて提出致します。

・タンクのデータ(タンクの種類、内容物、直径、タンク高さ、液面高さ、密度、粘度等)
・大気条件(風向・風速・気温・湿度)
・泡放射砲、消防車、水放射砲などのデータ(流量、ノズル圧力、水平/垂直角度、ノズル角度)
・タンク火災による輻射熱の影響範囲
・資機材周辺のイメージを示した三次元図
・各資機材における残圧(別途、圧力損失計算を提示致します)

シミュレーション結果を確認するためのビューワーはありますか?

AutoCAD(LTは不可)をお持ちであれば、ご自身のパソコン上で、FMビューワーを用いて、三次元図を自由に操作して、シミュレーション結果を確認することができます。
また、FMビューワーでは、風向、風速、ノズル方向、スプレー角度などが変更できる仕様となっていますので、さまざまな条件でシミュレーションを行っていただくことが可能です。
なお、タンク貯蔵油種、泡放射砲・水放射砲の放射特性や配置位置などの変更を希望される場合は、別途弊社にご相談ください。

プラント防災システム設計

海外にある既設工場の増改築に伴う案件は依頼できますか?

はい、承っております。
現地の最新の法規制や保険会社の要求事項を確認いただいた上で、既設設備との整合性を図った基本設計を行います。
図面が古い場合や、英文資料のみの場合でも、まずは現状の資料をご共有ください。

危険物倉庫やデータセンターなど、特殊な環境の消火設計も可能ですか?

はい、対応可能です。
泡消火設備やガス系消火設備、高感度煙検知システムなど、対象物の特性に応じた最適なシステムを選定します。
環境負荷や消火後の二次被害抑制まで考慮した設計方針をご提示いたします。

海外のどの国の案件でも対応可能ですか?

はい、対応可能です。
ただし、作業開始前に、現地の規格・基準等をお客様側にてご確認いただいた上で、準拠すべき仕様書も含めて、英文にてご提示いただく必要がございます。
なお、成果物の言語は日本語もしくは英語となりますが、ご要望に応じて日英両方の表記も承っております。その際は翻訳や調整のため、作業工数を別途いただく形となります。

消防申請サポート

消防申請サポートでは、消防への申請手続きの代行や同行はしていただけますか?

消防申請手続きについては、お客様ご自身にてお願いしております。
本申請はお客様の施設に関する重要な許認可に関わるものであり、弊社が代行や同行した場合に、万が一にも不用意な発言や誤解を招く事態を避けるためでございます。
そのため、弊社では一律お断りさせていただいております。何卒、お客様の責任においてご対応いただけますようお願い申し上げます。
なお、申請時に当局から技術的な照会がございましたら、弊社にて引き続きサポートさせていただきます。

ピグ移送圧力計算

本計算プログラムは販売していますか?

ご購入をご希望の場合には個別にお問い合わせください。

災害シミュレーション

シミュレーションを行う意義は何ですか?

まずは、公的指針に基づいた「説明責任」を果たすためです。

消防庁特殊災害室の、「石油コンビナートの防災アセスメント指針」の9.3項「防災アセスメント結果の活用と公表」では、 アセスメント結果を住民に公表するにあたり、シミュレーションによる、不確実性を踏まえた上での、起こりうるリスクと対応策について十分な説明を行うことを求めています。

また、「想定外」をなくし、実効性のある対策を立てるためです。
3.11の後から、特に地震に対する備えについて敏感になってきており、「想定外」という言葉は許容されなくなっています。
特に危険物を取り扱う施設では、災害の引き金となる事象についてあらかじめ検討し、どのような被害が、いつ、どこまで起こりうるかを把握しておくことは、具体的な対策を考える上で非常に大事だと考えます。

さらに目に見えないリスクを「可視化」し、共通認識を作ることができます。
爆発、火災、ガスの拡散といった事象は、目に見えず、経験だけで予測することは困難です。
シミュレーションによってこれらを視覚化(可視化)することで、社内および関係者間での危機意識の共有や、迅速な意思決定を支援します。

災害シミュレーションの検討対象はどのように設定すればよいですか?

国内外の基準や、事例をもとに設定しております。
国内においては消防庁特殊災害室の、「石油コンビナートの防災アセスメント指針」にて示されている、防災アセスメントの策定基準をもとに設定しております。
また、被害の程度は、初期事象として想定する事故の状況、対象となる漏洩物質、漏洩時間など様々な要因によって異なります。
弊社にて、貴社の工場設備の概要を伺い、提案させていただくことも可能ですので、詳しくはお問い合わせいただければと存じます。

どのような分野への利用実績がありますか?

以下を例として多くの実績があります。
・高圧ガス容器を取り扱う工場での、漏洩事故に伴う、公共施設などへの毒性ガス/臭気拡散の影響評価 製油所にて最大限起こり得る災害に対する対策として、住民への説明を目的として実施
・化学工場からの、製品輸送中の事故を想定した影響評価
・高圧ガスタンク爆発時の、周辺製造設備保護のための、耐圧壁設置を目的とした検討

混合液体の漏洩・蒸発・拡散シミュレーションは可能ですか?

漏洩計算は混合液体として計算することは可能です。
混合液体の蒸発に関しては、漏洩液プールの表層には、常に新たな漏洩液が流れていると考え、液組成は一定として、プール温度の経時変化による蒸発量、その時の蒸発ガス組成を計算することが可能です。
ガス拡散シミュレーションでは、混合ガスでの計算は可能で、蒸発ガス発生量の経時変化に対応していますが、ガス組成の経時変化には対応できていないため、代表組成にて計算いたします。
拡散範囲について、ppm、LEL、臭気強度のいずれでも表現可能です。

シミュレーションプログラムは販売していますか?

当社ではプログラムの販売を行っておりません。お客さまから業務委託をいただき、コンサルティング対応をさせていただいております。
ご相談内容に基づいて、コンサルタントが各種シミュレーションを活用しながら分析を行い、その結果と対策をご報告いたします。

ガス拡散シミュレーション、火災による輻射熱シミュレーション、または爆発シミュレーションのみ単体で依頼することは可能ですか?

弊社としましては、一連の災害シナリオに従って計算を進めてはじめて、結果として生じるガス拡散・火災・爆発シミュレーション等の前提条件が決まるため、基本的には漏洩などの初期事象から検討させていただく必要があると考えております。
しかしながら、個別のシミュレーションに必要となるデータについてご提供いただければ、各々のシミュレーション結果のみの提示を作業範囲とさせていただくことも可能です。詳しくは、パーシャルサポートを参照願います。

防災シミュレーション

共通

プラント防災シミュレーションには、どのような種類がありますか?

「水/泡放射シミュレーション」「散水/水幕シミュレーション」「タンク火災消火シミュレーション」、「輻射熱計算シミュレーション」がございます。

果たして本当にシミュレーション通りの結果になりますか?

はい。多くのお客様より「現場の感覚と非常に近い」との評価をいただいております。
独自のシミュレーション技術により、複雑な事象も時系列で追いながら解析した結果と、これまでの経験を活かした評価結果を提示いたします。

検討の際には、配置図のCADデータが必要ですか?

各々のプラント防災シミュレーションは、配置図のCADデータ(二次元)から三次元図を作成し、三次元図上で実施いたします。
もし配置図のCADデータが無い場合には、紙データをスキャンしたPDFファイルなどから作成することも可能です。
なお、配置する散水/水幕ノズルや放射砲、関連する防災設備機器、防護対象の機器等の三次元化も行います。

シミュレーション結果を確認するためのビューワーはありますか?

AutoCAD(LTは不可)をお持ちであれば、ご自身のパソコン上で、FMビューワーを用いて、三次元図を自由に操作して、シミュレーション結果を確認することができます。
また、FMビューワーでは、風向、風速、ノズル方向、スプレー角度などが変更できる仕様となっていますので、さまざまな条件でシミュレーションを行っていただくことが可能です。
なお、タンク貯蔵油種、泡放射砲・水放射砲の放射特性や配置位置などの変更を希望される場合は、別途弊社にご相談ください。
詳細はプラント防災シミュレーションのページをご確認ください。

ビューワーの概要が知りたいです。

各プログラムについてデモ動画を用意しています。
プログラムの概略を掴んでいただけると思いますので、まずはご覧いただけますと幸いです。

タンク火災消火シミュレーション

シミュレーション結果は、どのような形で提出されますか?

タンク火災シミュレーションの結果は、三次元のAutoCAD形式の、配置検討図として提出します。 泡放射砲、消防車、水放射砲、および関連する消火資機材(移動式消火ポンプ、発電機、ホースなど)は、なるべく、風速が変わっても同じ場所から消火活動が行えるように配置します。
また、警防計画に添付するための図面として、以下の必要なデータを1枚にまとめて提出いたします。
・タンクのデータ(タンクの種類、内容物、直径、タンク高さ、液面高さ、密度、粘度等)
・大気条件(風向・風速・気温・湿度)
・泡放射砲、消防車、水放射砲などのデータ(流量、ノズル圧力、水平/垂直角度、ノズル角度)
・タンク火災による輻射熱の影響範囲
・資機材周辺のイメージを示した三次元図
・各資機材における残圧(別途、圧力損失計算を提示いたします)

大気条件をリアルタイムで処理し確認できますか?

大気条件は考慮しているものの、リアルタイムでの設定は行っておりません。

リング火災のような初期火災はシミュレーションできますか?

タンク火災消火シミュレーションは、「全面火災」のみを対象としております。
リング火災は小規模火災と位置付けられ、シミュレーションにおいてはより甚大な被害をもたらす最大リスク(全面火災)を想定し、対策を立てることが重要だと考えます。

フットプリント理論とスイートスポットのどちらが正しいでしょうか?また、シミュレーションの対応は可能ですか?

フットプリント理論はタンク火災の消火方法の一つであり、タンクの中心部を狙う消火方法で、米国のウィリアムズ社などが提唱している方法です。一方でヨーロッパではスイートスポットと呼ばれる、タンク端部の、火災による上昇気流が比較的遅い箇所を狙う消火方法が主流です。
消火戦術としてどちらを適用すべきかについては、アメリカではフットプリント理論、ヨーロッパではスイートスポットと意見が分かれているようです。
当社としてはスイートスポットへの泡投入がより合理的であり実際に則していると考えています。

飛行軌跡のシミュレーションとしては、泡の飛行距離計算により、それぞれの理論で狙うべき場所に、適切に投入できているかの確認ができますので、どちらの消火方法にも対応可能です。
ただし、タンク火災消火時の泡の展開計算等、消火時間のシミュレーションには適用していません。
消火時間の計算はスウェーデンで実施された実験(FOAMSPEX)データに基づいて、タンク周辺部から泡を投入したケースのみ適用しています。
タンク中央部に泡を投入したケースのデータが無い為、フットプリント理論の場合の消火時間の計算は現在のところできません。

自社で取り扱っている油の物性を反映することは出来ますか?

可能です。原則、お客様が取り扱われている油の物性を反映させていただきます。

フットプリント理論とスイートスポットのどちらを基準にすればいいですか?

消火戦術としてどちらを適用すべきか検討が必要ですが、USAではフットプリント理論、ヨーロッパではスイートスポットと意見が分かれているようです。
当社としてはスイートスポットへの泡投入がより合理的であり実際に則していると考えています。

雨が降った場合の検討はできますか?

雨の影響は考慮しておりません。

放水軌跡シミュレーション

水放射シミュレーションでは、対象物への水のかかり具合を三次元的に目視で確認できますが、放水の有効性を定量的に判断することも可能でしょうか?

可能です。
放水した水量に対して、対象物に当たった水量がどの程度になるかを計算し、放水の有効性を判断します。

放水実験データを保有していますが、そのデータとの検証のために水放射シミュレーションを活用した実績はありますか?

あります。
放水実験の条件や結果をご提供頂ければ、水放射シミュレーションで計算し、両者の結果を比較することで検証できます。
過去のご依頼案件では実験結果と大差ないシミュレーション結果が得られています。

HPでは、放水軌跡シミュレーションの事例として、パーテーション、文化財、航空機に関するものが紹介されていますが、これら以外の構造物でも対応可能でしょうか?

どのような構造物であっても、対応可能です。水のかかり具合や放水の有効性の検証などのご要望があれば、お気軽にお問い合わせください。

プラント防災エンジニアリング

消火用水主管網の健全性診断

計算を依頼する際に最低限必要な図面は何ですか?

以下の3点が必要です。

・ヘッドの配置、配管ルート、サイズが明記されたもの
・ポンプから末端までの高低差がわかるもの
・ヘッドの性能データ

診断に必要な資料は何ですか?

以下のような資料となります。

・計算用の主管網全体図作成のための配管ルートの資料
・直近のポンプの性能カーブ
・消火ポンプ周りの配管系統図
・配管系統ごとの、設置からの経過年数データ
・敷地全体で想定すべき火災ケースと、同時使用すべき各設備の必要水量・必要圧力

健全性診断はどのような流れで進みますか?

基本的なフローは以下の通りです。

①現状の配置図の確認、必要水量・圧力の確認、ポンプ性能の確認、配管の経年劣化の確認および粗滑度の選定、など計算条件の確認
②計算用の消火用水主管網の全体図の作成
③水力計算を行い、問題点(ポンプのオーバーランや圧力不足、圧力損失上ネックとなる配管系統など)を特定。
④改造案立案
⑤改造案に基づき再計算を行い、十分な圧力で供給できることを確認。
⑥全体をコンサルティングレポートとして取りまとめる。

設備の増設や変更に伴う、消防殿への「変更届」の根拠資料として使えますか?

もちろん可能です。計算資料をご説明のためのエビデンスとしてご活用いただけます。

法令で定められた放水試験だけで、システムの不備が見つかるのでは?

プラントや工場において火災を想定すべきエリアは多数存在しますが、全てのエリアで実際の放水試験を網羅的に行うことは、排水処理や人員確保などリソースへの負担が極めて大きく、現実的ではありません。
水力計算を活用する最大の利点は、実際に放水を行うことなくシステム全体の圧力バランスを精密に検証できることです。また、計算によって、特定の配管区間における過大な圧力損失やポンプ稼働率の偏りなど、放水試験だけでは見えてこない潜在的な問題を明確に特定できます。

消火設備配管の水力計算

計算を依頼する際に最低限必要な図面は何ですか?

以下の3点が必要です。

・ヘッドの配置、配管ルート、サイズが明記されたもの
・ポンプから末端までの高低差がわかるもの
・ヘッドの性能データ

CADデータ(dwg/dxf)がない、PDFや紙図面しかありませんが大丈夫ですか??

基本的には可能です。ただし、配管の長さを図面から読み取る作業(拾い出し)が発生するため、CADデータがある場合に比べて工期や費用が加算される場合があります。

配管サイズが決まっていない状態で、「サイズ選定」から依頼できますか?

はい、可能です。水力計算によって、条件をクリアする最適な配管径を算定いたします。

特殊ホースシステム提案/販売

スーパーアクアダクトホースやウェルマスターホース、オフショアホース(オレンジ)で飲料水を送水しても安全性に問題ありませんか?

問題ありません。
スーパーアクアダクトは内張りと外面被服に高品質なポリウレタン樹脂が使用されており、送水した飲料水を口にしても人体に影響はありません。
財)日本食品分析センターによる食品・添加物等の規格を始め、海外の安全・品質の規格/基準にも適合しています。
ウェルマスターホース、オフショアホース(オレンジ)も同じ材質です。

使用できる結合金具は決まっていますか?

基本的にお客様が要望される結合金具を使用します。ご要望がない場合は、使用する流体の性状を伺ったうえで、当社推奨の金具を提案させていただきます。
しかし、万が一にも加圧時に結合金具がホースから抜けることがないよう、金具とホースの互換性および相性を厳密に検査したうえでご提供します。

特に油輸送用ホースでは、F1などでも使用されている、外れた際に蓋が閉まり一滴も漏らさないタイプの金具も取り扱っております。お気軽にお問い合わせください。

ホースの圧力損失はどれぐらいですか?

圧力損失はホースを敷設する長さ、入口圧、流量など様々なファクターによって大きく異なりますが、スーパーアクアダクトはホースの内張りが非常に滑らかで、また加圧時にホース直径が大きく膨らむ特性を持つなど送水時の圧力損失を最小限に抑えるよう設計されています(ホース径が大きいほど圧力損失は少なくなります)。
例えば、300mmのスーパーアクアダクトを使用した場合、入口圧を1.0MPaとし、10,000リットルの水を1,000メートルにわたり送水した際の圧力損失は約0.08MPaです。
当社の専用プログラムを使用することで様々な状況に合わせた圧力損失を計算し提示します。お気軽にご相談ください。

どのようにメンテナンスすれば良いですか?

弊社のホースは基本的に長期使用や保管が可能※ではありますが、5-7年を目処に交換を検討されることを推奨いたします。
※2006年に大容量泡放射システム用に販売いたしました「スーパーアクアダクトホース」は、お客さまで15年以上継続してご使用・保管いただいております。

ホースに傷がついたのですが?

外面被覆が多少擦れたり、剥がれたとしても問題はありませんが、すぐに交換の必要がありますので、それ以上のご利用は控えていただき、弊社までご連絡をお願いいたします。

ホースを敷設/回収するにはどうすれば良いですか?

小口径のホースであればまだしも大口径のホースともなると人力での敷設/回収は大変です。中・大口径ホースの敷設/回収には、ホース回収ユニットやリーラーシステム等の専用機材を使用するのが一般的です。お客様のコストとニーズに合わせた様々なタイプの機材を設計し、提供します。

地震等の災害に備え緊急送水システムを検討しているが、ホース以外に何が必要ですか?

ホースには基本的に結合金具が付属しますが、それ以外にも既設の配管に接続するためのアダプターや目的に応じてホースを分岐するためのマニホールド、必要に応じて敷設/回収用機材、また流量や使用圧力に応じた送水ポンプ等があります。
当社は現地調査を始め必要資機材の選定およびシステムの提案、圧力計算に基づく仕様書の作成等、資機材の納入と共にエンジニアリング・コンサルティング業務も請け負っています。

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